メッセージ

ジェンダーレスの今の世の中に対する私の考え

今の世の中、ジェンダーレスとか多様化とか新しい生活習慣とか(←これはちょっと違うかw)……

そんな新しい考え方がどんどん取り入れられ、言葉を理解するだけでも付いていくのもなかなか大変になっています。

 

ジェンダーレス……

辞書を引くと

生物学的な性差を前提とした社会的、文化的性差をなくそうとする考え方を意味する言葉

ということだそうです。

 

この中にある『性差』って何?って調べると

性差(せいさ)とは、雌雄の動物(ヒトにおける男性と女性)の性別的な差異の事である。 第一次性徴および第二次性徴といった生物学的な違いのみでなく、職業適性・価値志向の違い等、社会的・心理的な差異(これを第三次性徴と呼ぶ考えもある)を指す。 「生物学的」「心理的」「社会的」に大別出来る。

と出てきます。

 

つまりは「男女をなくした世の中にしようよ」っていうことで、これは性同一性障害で悩まれるかた、『男』とか『女』とかで区別されたくない人たちが生きづらくないようにするためにこういった意識がどんどん広がって行ったんですよね。

 

でも、私は少しだけ危惧していることがあるんです。

 

先日、テレビでジェンダーレスについてのコーナーがありました。

男 ○○だよね

女 ○○ですよね

というような、青と赤で区別するのもいけなくなるらしい。

 

 

私、ここまで意識して区別を無くそうとすること自体が逆に不自然でわざとらしいって思うんですよ。

 

世の中には男と女が居て、恋愛して結婚して子どもを産むんです。
恋愛に関してはその逆もあれば、同性同士もあるけれど今はちょっと置いておいてね。

なのに、なんでもかんでも「分けてはいけない」にはとても無理がある。

 

中には、嫁・奥さん・美人・美女なんていう言葉も禁止、主人や旦那という言葉も禁止って言っている人もいるそうで……。

 

んじゃなんて呼ぶの?

みんな『配偶者』?

アホか(笑)

 

そのコーナーに出ていたゲストが無意識で「うちの甥っ子がね」って話したんですけど、実はそれだってアウトだよね?

そう、甥っ子姪っ子もダメになる。

姉の子、兄の子?

兄弟も姉妹もダメ……。

 

「うちの娘がね」もアウト。

「うちの子がね」と話して、「男の子?女の子?」って聞かれたら何て答えるの?
もう答えようがないよね(笑)

 

あのね、ジェンダーレスって性差……つまり差別をなくそうってことでしょう?

呼び方が違うのは差別ではなくて区別

 

性同一性障害のかたとかで「差別がなくなって欲しい」と願っている人も、本当にこんな形を望んでいるんだろうか?

 

だって……

 

性同一性障害のかたは、

男に生まれてしまったけれど女になりたい

女に生まれてしまったけれど心は男だ

……私の解釈が間違っていなければそんな方々ですよね。

この方々……「男だけど女です」「女だけど男になりたい」って明確に性差を語っているのですよ?

男性に生まれてしまったけれど、女性らしくなりたくて本物の女性より女性らしい人だってたくさん居ます。

女性に生まれてしまったけれど、男性になりたくて、本当の男性より『男らしい』っていう言葉が似合う人だってたくさん居ます。

 

その人たちが生きづらくない世の中……というために、男や女をあまり意識させないようにしようというところから、スカートの制服がパンツOKになったりもしているんですよね?

 

なのに、トイレのマークの女性のスカートがダメで、色分けもダメになったらどうやって男女の違いをピクトグラムで表現するの?

っていう前に、男性用トイレと女性用トイレもアウトなんじゃないの?

お風呂の男性用と女性用の分け方もアウトでしょ?

ってなって来ない?

 

日本って、「こういう流れにしましょう」って言ったら、何事もどんどん型に嵌めようとし過ぎてどんどんおかしな方向に進んでしまう。

 

表向きなことを変えようとしても、どこまで行っても男性特有の病気はあるし、女性しか出産はできないし。

 

なんかあまりにも極端にジェンダーレスにしようとかするほうがおかしなことになって、私は逆に、自然に生きたいと願っている方々に失礼な気がするのですよ。

 

気にしなきゃいけないのはそういう「ジェンダーレスとか多様化」とか、そういったことを声高らかにするんじゃなくて

「私たちはそういう人たちを受け入れていますよ」という上から目線的な形だけのものじゃなくて

今の世の中、

生きづらいなと感じている人たちが少しでも自然に、形見を狭くさせなくても穏やかに生きていけるようにする

……そんな優しい人間を育める政策や教育が必要なんじゃないかって私は思うんですよね。

 

 

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