テーマ【ふーみんずrule】は、日々の暮らしの中で学んだり見つけたりしたものの中で、自分がいいと思ったものを取り入れ、私なりのマイルールになっているものを紹介しています。
今日は、ずっと私が気にして来たことを書きますね。
カテゴリで言ったら何だろう?
しつけのお話かな~。
私は昔から、基本的な『しつけ』というものをとても大切にして来ました。
これは親が昭和ひと桁生まれだからかな~。
なんか、うるさく育てられてきました。
一番うるさかったのは、挨拶でしょうか。
私は「行ってきます」を「行ってまいります」と言うように育てられたので、友だちが遊びに来て一緒に出かけるときに「行ってまいります」って言って、「どこのおじょーさま!?」って笑われたこともあります😅
そんなうるさい親に育てられたからか、もうひとつずっと気にして来たことがあります。
それが、
お箸と鉛筆つは正しく持つ
ということです。
これって、どーでもいいと思っている人もいるのかな……?
まぁ、鉛筆なんて自分で持ちやすい持ち方をしても、字は書けるし、自分としたら大きな問題ではないし、そんなん大丈夫じゃんって思う人も多いかもしれません。
でもね、意外と大丈夫じゃないんですよ。
箸や鉛筆というのは本来、しつけの一部で親が子どもに教えていくものです。
でも、実は現在、鉛筆の持ち方がおかしい子どもたちがとても増えています。
私は、過去に2年間、そろばんの講師をしていたのですが、そこに来ていた100人以上の子どもたち……。
鉛筆の持ち方がおかしい子がたくさん居ました。
他の先生達は何も気にしていなかったようなのだけれど、私は気持ち悪くて気持ち悪くて……
上の許可をもらって、子どもたちの鉛筆の持ち方を直しました。
子どもたちへの注意の仕方は、今は細かくこちらに書かないけれど、「正しく持たなきゃダメ」という言い方ではありません。
子どもたちが自主的に「直そう」と思うように注意していったので、直してくれる子がたくさんいました。
(この注意のしかたについては、また機会があったら書きますね~😊)
で、その時に一人の女の子のお母さんに、
「今、○○ちゃんの鉛筆の持ち方を直していますので……」
と伝えたんです。
そしたら
「ありがとうございます~! 私も気になっていたんですけど、親は言えないじゃないですか~」
…………へ?
親が言わずに誰が言う???😲
私は心底驚いて
「言ってください! 親が言ってください!」
って言ったんだけどね。
心底ビックリした~!
でも、今はそんなお母さんも多いのか……
一番多いのは、筆を持つときみたいに人差し指だけでなく、中指も前に出てしまっている通称『2本持ち』になっている子。
これは本当に多いです。
以前、小学校の先生に「鉛筆の持ち方がおかしい子が多くないですか?」って聞いたことがあるんです。
そしたらやっぱり「多いですよ~」と言うので「どうしてなんですかね~」って言ったら
「子どもの握力が弱くなってしまっているのもあるみたいですけど
共働きの親が増えて、そこまで見ていないっていうのが一番多いみたいですね」
というお返事でした。
それかーーーーー!😲
なるほどねーーーーーー。
ある意味、今、子どもたちの鉛筆の持ち方がおかしくなって来たのは、どんどん生活が苦しくなって来ているからかもしれませんね……。
鉛筆も気になるけど、人前で字を書く機会っていうのは、実際あまり多くないので、どちらかと言うと箸の方が目にすることも多く、気になりますよね。
言っちゃぁ悪いのだけど、私は箸の持ち方がひどい人と食事をすると、それが気になって気になって、全く美味しくないんです。
実は、もう何年も前の話だけど、初めて食事をした男性の箸の持ち方があまりにもひどく……
ちょっとやそっとじゃなくて、あまりにもひどく……
申し訳ないと思ったけど、食事どころじゃなくて
「ごめんなさい。急用ができて」
って帰ってしまったことがあるの。(ひどいやつー!😅)
でも、相手には申し訳なかったけど、早々にその場を立ち去るというのは、私の心を守るのにとても大切な行為でした。
そのくらいひどかったのよね……。
で、私はそういう人と、もう二度と一緒に食事をしたいとは思わない。
でも……
本当に思ったことは伝えないよね。
その人の場合も、その後は何か理由をつけてお断りをしました。
実は、私が鉛筆や箸の持ち方が気になる……って、結構前から書きたいと思っていたことなんだけど、でもそれを躊躇して今まで書かなかかったのは、該当する人が気を悪くするかも……という気持ちがあったからです。
ただ、この『ふーみんずrule』は私の中で大切にしているルールで、別に、気にしない人に直してくださいと押し付けるものではないので、今回は、私が長年大切にしていることなんだよ……ということで、思い切って書くことにしました。
それともうひとつね。
最近人と話していて気づいたことがあって、箸や鉛筆なんて、どう持っててもいいじゃん……って思う人にお伝えしたいことができたんです。
鉛筆の持ち方も箸の持ち方も、しつけの一部という感覚を持っている人は多いです。
気にする人は特にそう思います。
だから、持ち方がひどい人を見ると、
「この人、親がちゃんと見てくれてなかったのかな」
と思われてしまいます。
つまりご家庭がちゃんとされていないのかな……って勝手に思われてしまうのです。
あ、これって箸や鉛筆だけでなく、食事がキレイにできるかどうか……なんていうのもありますよね。
お茶碗にご飯粒を残さないかどうかとか……。
別に、箸や鉛筆をどう持とうがそれはその人の勝手。
もちろんそう。
でも、こういうことってね。
ココがとても重要なんだけど……
気にする人からは、黙って嫌われます。
何も注意されないまま一緒に食事をしたくないと思われて、何も教えてもらえないままフラレます。
気にしない人同士でくっつけばいいけどね。
でももし、あなたが大好きになった人が、とっても気にする人だったらどうする?
性格合わないとか、大ケンカしたとか、そんなことだったら理由はわかりますよね?
でも、そういう基本的なことほど、何も言われず、誰も注意してくれず、黙ってフラレてしまうんです。
もう二度と会わないであろう人に、わざわざ時間と労力を使って、気を悪くするかもしれないコトを言うわけないでしょ?
だから
黙ってフラれます。
大切だから3回言ってみた(笑)
これって哀しくない?
とてもいい人なのに、箸の持ち方がおかしいからアウト……
成績はいいのに、字を書いてもらったら鉛筆の持ち方がダメで就職試験アウト……
あるのよ、ホントに。
だから私は、人として基本的なこと……と、娘にも鉛筆と箸を持ち始めたときから注意して、正しく持てるよう指導しました。
娘も鉛筆が特におかしかったし、性格も強情だからそれはそれは大変でした💦
でも、根気強く直し……いや、戦いました(笑)
小さい頃に直さないで自由にさせておくと、大きくなればなるほど大変だからね。
人として生きる一番の基本的なことほど気をつけてしつける。
大きくなって直すのが大変なことは小さいうちから気にする。
これって親の責任。
私はそう思ってきました。
そして、私がとても大切にしてきたマイルールです。
因みに……どーでもいい情報だけど、
東大生の8割はきちんと鉛筆持ってるんだって!