プライベート

しばらく続いた新しいカタチの夫婦とワタシ個人の話

私は夫に彼氏を作る許可をもらったので、それから意気揚々と(?)彼氏探しを始めた。

何せ、世の法律では禁止されていることではあったとしても、我が家の法律では私は違法なことをしている心配をせず、私はオンナとして生きる許しを得たのだ。

誰に責められることもないその状態は、私にとってとても喜ばしい状態だった。

 

実は……私だけでなく、夫にも変化があった。

「俺、なんか気が楽になったんだよな」

しばらくしてそんな風に言っていた。

当時……話し合いをするまでの私たちは事あるごとに喧嘩をしていた。

お互い、何にイライラしていたかわからないけれど、口を開くと喧嘩をしていて、
「もう二人で一緒に歩くなんて、まっぴらごめんだ」
とよく言っていた。

後に、夫が私に話してくれたのだが、自分が夫としての役目を果たせていないことがどこかしらプレッシャーがあったらしい。

それも夫が後から気づいたことみたいなんだけどね(笑)

私たち夫婦は、新しいカタチになってから、何故かお互いに優しくなってほとんど喧嘩をしなくなった。

 

読者の皆さんも想像がつくと思うけれど、「彼氏を作ってもいい」って許可をもらったからと言って、おいそれとできるものじゃない。

男友だちは少ない方ではないと思うけれど、それは本当に友だち。

彼氏になってくださいという人は、冷静に考えてもすぐに浮かばなかった。

 

その頃、Facebookの仲間の何人かが、アプリで出逢いを求めて活動していることを知った。

私はネット生活を20年くらいしていて、昔からオフ会などでネット仲間と会っていたけれど、でも出会い系のアプリは怖いという印象を拭えず(笑)、どうしても気軽に手を出すことができなかった。

しかも私は既婚者。
婚活用のアプリには登録できない。

独身の友だちたちがアプリ活動(?)しているのを横目で「いいな~」と眺めていたら、ある友だちが

「既婚者からばかり連絡が来る」

という内容のことをブログに書いていた。

そこで初めて「既婚者でも登録できるアプリがあるんだ」ということを知って、私は思い切ってその友だちにメッセージを送り、事情を説明してアプリを紹介してもらった。

 

当時、何人かに我が家の事情を個別に説明したのだけれど、その誰もが我が家の事情を理解してくれ、私の行動を咎めることなく応援してくれたことが、私はとっても有り難かった。

だって……、やっぱりどう考えても特殊だからね😅

毛嫌いする人はいるよね。

 

でも、誰一人そんなんで友だちをやめるなんて人はいなかったし、個人的に私の話を聞いてくれて私は本当に本当に有り難かった。

 

数人のアプリ活動をしている友だちとグループを作って、
「今日はこんな人と会います」
「今日、こんな人と会ってきた」
なんて報告をし合うようになった。

それまではこっそり一人で行動しようと思っていたのだけれど、やっぱり恋愛の話は誰かにしたい。

しかも、アプリでの出逢いって、合う人と出会えるまでは何人とも会うので、嫌なことも結構ある。

色んな人がいるしね😅

 

結局……何人の人と会っただろう。

10人くらいだったかなぁ。

その間に数ヶ月お付き合いする人もいたのだけれど、なかなか本当に思い合える人と出逢えず……

ちょうど1年間、アプリ活動をしていたのだけれど、その間の私は情緒不安定だったし、まぁ、本当に色んな経験をした。

当時は占いにもハマってね(笑)

新しい人と出逢うと、「この人は大丈夫か?」と占いに電話を掛けていた。
(今考えると本当にアホかと思うけどね。まぁ、恋の病ですwww)

あまりにも色んな人を見て来て、で、商売柄、男の心理なんかも研究しちゃって(笑)

今や裏メニューで、『人に言えない恋愛相談』なんかもあるくらい、恋愛心理にも精通してしまうくらいの一年を送ってしまった(笑)

 

それで落ち着くはずなのに……

事はそう簡単ではなかったのでした。

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