この記事は、私が経験した帯状疱疹の記録です。
病院のかかり方、薬に対する考え方などの参考にしていただければと思い、記事に残しておきます。
前の記事からの続きです。
結局飲まなかったリリカ
次の日の朝……何の薬も飲んでいないのに、痛みは少し和らいでいた。
このくらいなら薬がなくても我慢できる。
悪名高いリリカを飲み始めてしまったら、どこで痛みが取れたのかわからなくなるし、自然治癒力なのか薬が効いて痛みがなくなったのかの判断ができなくなると思って、私はもうこの薬は飲まないでおこうと決意した。
私がこの病院に通うことにした決め手はペインクリニックがあること。
そう。
どうしても痛みが止まらなかったら、麻酔科に行って注射をしてもらうという方法がある。
痛みに関してはペインクリニックがプロなのだから、安易に薬に頼ろうとせずとも、どうしても痛みが止まらなかったらまた相談に行けばいい。そのためにペインクリニックのある病院を選んだのだから。
皮膚科の医師からも、リリカを飲み続けても痛みが取れないときは、GW明けにペインクリニックの方に相談に行くようにと指示が出ていたので、だったら、薬を飲んでも飲まなくても同じだな……と思い、今後どうするかの決心がついた。
もう薬を飲むのはやめよう。
そしてリリカは捨てた。
リリカを飲まずにいて数日、痛みはほとんどなくなった
リリカを飲まなかったらどうしよう……という不安はずっとあったけれど、飲まないと決めて3日……
意外なことに、痛みはすっかりなくなった。
発疹の方が「もう完治と言ってもいい」と言われていたけれど、耳の後ろにあるかさぶたはなかなかなくならなかった。
でも、痛みの方はリリカを処方された数日後には、まったく鎮痛剤が必要なくなった。
確か、頭の後ろにピキーンと痛みが走り出して3週間後だったと思う。
つまり、3週間は毎日痛かったということ。
正直とっても長かった。
まとめ……医療は選ぶことができます
私は断薬指導などのとき、必ず医療の掛かり方についてもアドバイスさせていただくんだけれど、その中でいつも必ず伝えているのは、
医療は選べる
ということ。
そう。
どんな治療を受けて、どんな薬を飲むか……
患者はもっと遠慮なく医師に伝えていい。
患者の意思がハッキリしていると、担当の医師はできるだけ患者の希望に沿おうと話を聞いてくれる。
患者側が何の知識もなく、何の意見もないから、医師の好き勝手に医療が進んで行ってしまうことになるのだ。
患者側はもっともっと勉強しなきゃいけない。
薬の中には、医師は絶対に飲まない、家族にも飲ませないという薬も少なくない。
この治療は受けないという治療も多い。
なのに、患者は簡単にモルモットにされてしまう。
それに対抗するのは、患者の知識のみ。
医師が「この人はある程度の知識があるな」と思うと、下手なことはしないし、納得いくように説明をしてくれる。
治療を受けるのは自分なのだから、何も遠慮することはない。
お金を払って「ありがとうございます」と客側が頭を下げるのは医療だけ。
そんな変な感覚に惑わされる必要はない。
治療の内容、薬のこと……
一生懸命勉強することで、自分の身を守ることができるということを絶対に忘れずに、慎重に医療を選んで欲しいと心から願います。
特に、気づかないうちに飲んでいるかもしれない向精神薬には、本当に注意が必要になります。
知らず知らずのうちに精神薬の影響から、副作用で苦しんだり、飲むのをやめようとしたら離脱症状に苦しむようになってしまってやめられなくなってしまったり……
そんな危険が大きいのが向精神薬。
もらった薬を調べれば、それが精神薬なのかそうでないのか。
自分の目の前にある薬はどんなものなのか、簡単にわかります。
今日もらった薬が向精神薬ではないかどうか、慎重に調べてから薬を口にしてください。
病院の掛かり方、医療に対する考え方、薬の飲み方、薬を必要としない健康のあり方、食事の考え方……
そんな医療に関するアドバイスをしています。
ご希望の方は遠慮なくお問い合わせください。