今日はあなたの深層心理がわかり、 楽に生きられるようになるカウンセリング『楽イキ!』 を受けに来た女性のクライアントさんのお話です。
※このお話はクライアントさんに掲載OKをいただいて記事にしています。
※このお話はクライアントさんに掲載OKをいただいて記事にしています。
「私、何年もずっと死にたいと思ってて……」
と、涙ながらに自分が死について考えていたことを語り始めた。
「駅に居ればここで飛び込んだらと思うし、 車に飛び込もうかと思ったり。ずっと場所をさがしていたんです。
一人で手首切るとか、薬飲むとかそんな気力はもうなかったから… …」
私は黙って聞いていた。
カウンセリングスイッチオンのときの私と、 スイッチオフのときの私は、 我ながら驚くほど別人になって話を聞く。
カウンセラーな私は、ときに質問を混じえながら、 本人が話したいことを話し終えるまで、言葉を聞き続ける。
でも正直……この段階で私は、
「あ、悲劇のヒロインになってるけど、 彼女ら本当に死にたかったんじゃなかったんだね」
って可笑しくなっちゃって、実は笑いを堪えるのが大変だった。
彼女の話を1時間以上聞きとって、今度は私の解説の番。
私の『楽イキ!』は、まず必要なことを1時間かけて聞いたあと、 今度は私が1時間かけて、 今までなんで苦しんできてしまったのか、 これからどう思考の癖を変えていけばいいのかを解説する。
私は彼女に聞いた。
「ねぇ、本当に死にたかったのかな?」
彼女は一瞬「え?」って言う顔をした。
そりゃそうだ。
ずっと、「自分は死にたいほどツラい時期があったんだ」 と思ってきたのだから、それを
「本当に死にたかったの?」
なんて聞かれたら、不本意なのも当然。
私は構わず続けた。
「あのさ。なんで死ぬこと自体じゃなくて、方法を考えてる?
まだ、何が一番苦しくないかって考えるんだったらわかる。 でもそうじゃないよね。
しかも、確実に死にたいのなら、
ってことはつまり……
それだけ深層心理では人に構ってもらいたかったんだねー。
命がけでそうしようと思うくらい」
私がそう言ったら、彼女は目を大きく見開いて言った。
「ほんとだ!」
彼女は自分でも気づかなかったその深層心理に気づいた瞬間、
「ごめんね。話を聞いている途中ですぐにわかっちゃって、
と言った私に彼女は
「よく笑わないで聞いてくれてました」
と言ったので、
「いや、相当我慢してた」
と言って、二人で笑い合う。
「あなたさ。 ずっと人に迷惑掛けちゃいけないって頑張って来たでしょ。 でも本当は精一杯の迷惑を掛けたいと本心では思っているんだよ。 それも命をかけるくらいね。
それをちゃんとわかった方がいい。
あなたは死にたかったんじゃない。 人に迷惑を掛けたかったんだよ。
本当に死にたかったら、 黙って樹海にでも行きなさいって話だけど、 それじゃイヤでしょう?」
それをちゃんとわかった方がいい。
あなたは死にたかったんじゃない。
本当に死にたかったら、
「うん、イヤ。絶対にあり得ない」
この辺になると、 自分の本心が腑に落ちてしまった彼女はとても素直に話をしてくれ た。
彼女は
「そうか~。私は本当は死にたいって思っていたんじゃなくて、命がけで構ってもらいたかったのか~」
と言いながら、その死にたかったときのことを思い起こしてはケラケラ笑うようになった。
「そうか~。私は本当は死にたいって思っていたんじゃなくて、命がけで構ってもらいたかったのか~」
と言いながら、その死にたかったときのことを思い起こしてはケラケラ笑うようになった。
最初は「私、ずっと死にたいと思ってたんです」と泣いていた彼女が、同じことを思い返すのに、ケラケラ笑っているのだ。
これが、物事の正体を見つけられたときの威力。
カウンセラーの仕事は、クライアントが話していることをバカのひとつ覚えみたいに
「そうですね~」
「そうだったんですね~」
と聞いていればいいってものじゃない。
「そうですね~」
「そうだったんですね~」
と聞いていればいいってものじゃない。
だからと言って、逆に、別にむやみに偉そうにアドバイスしなければならないというものでもない。
本人が「こうだ」と思い込んでしまったものを、無意識に紡ぎ出す言葉の中から見つけて
「あなたが思い込んでいる真実と思っているものは、もしかして全く違うものかもしれないよ」
と提示してあげるのが一番の仕事。
私はそう思っている。
これが『楽イキ!』でやっていること。
自分の潜在意識(無意識)を顕在化(意識化)して、きちんと認識し腑に落として、そしてコントロールできるようになること。
これを目指している。
皆さんも、こんな風に自分の見えない物事の真実。
見つけに来てみませんか?
生きることが本当に楽になりますよ。