かさこ塾に入って、一番多く出逢ったのが、占い師さん、カードセラピストさんたちでした。
私もカウンセラーなんていう商売をしているから、昔から東西問わずの占い師さん、セラピストさんたちをいっぱい知っている。
占い師さんたちもそりゃーすごい数いらっしゃる。
正直、占いは嫌いじゃない。
いや、きっと好きな方。
年始には必ず娘と手相を見てもらったりもしている。
昔、よく色んな会に出て、色んな人と会っていた頃も、いろんな占いをしてもらっていた。
今、色んな人たちの様子を見て、その頃のことを懐かしく思い出したりもしていた。
で、元々が嫌いじゃないから、やっぱり見てもらいたくなる。
「あなたは○タイプで……」
うんうん、聞きたくなる。
「あなたの潜在意識のカードです」
うんうん、そうなのかー。
楽しかった。
久しぶりに、もっと聞きたいっても思った。
……と、思ったときに、ちょっとした違和感を覚えた。
私、ここ数年、そんなに占いを必要としてなかった。
そりゃ、雑誌や地域新聞の星占いくらいは見る。
でもそれ以外、別に誰かにお金を出してまで占ってもらいたいって、全くおもってなかった。
そう、自分の直感だけでやってきて、何かに左右されようとしてなかったんだ。
実は、何を隠そう、私の夫はお金をいただけるレベルの……プロで活動していたこともあるタロット占い師であったりする(笑)
でも、その彼のカードもここ数年、「引いて」って頼むことはなかった。
頼んでいたときといないとき……
何が違うの?
って考えてみた。
一番は、占いを必要としているときは弱ってた。
いつも不安だった。
充実してなかった。
考えてばかりいた。
そう、何かに依存して、何かの言葉に背中を押してもらい、何かの力に助けてもらうことが必要だった。
占いは、何も考えずに痛みを伴わずに、何かに依存したいときにはものすごい強力なアイテムだ。
でもここ数年の私は、リアルが忙し過ぎて、そんな不安になっている暇もなかった。
何かの力の言葉を聞いている暇もなかった。
その代わり、ここ数年は
ものすごく内観して、
自分に問いかけて、
自分と話し合って、
自分のタイプをよく知り、
自分の生きやすい生き方は
どういうものなのか……
それを本当によくよく考え、
自分自身ととてもよく相談して進んできた。
それができていたから、他の言葉なんて必要なかったんだ。
(あ、これ、『楽イキ!』っていう私が今進めている、「楽に生きていこう!」と気付けるカウンセリングの考え方です^^
あ、PR失礼〜^^;)
で、今回、本当にいくつかの小さなセッションをしてもらって、リーディングの言葉を聞いて……
とっても良かったの。
嬉しかったのよ。
やりたいこと、やっていいんだよーって言ってもらえたしね。
でもね、そしたら不安が出てきたの。
いいこと言ってもらっているのに「あれ?」って思った。
なんかちょっと不安を覚えたから、また言葉が欲しくなって「もっともっと」って思うようになっちゃった。
でね、ひとつのセッションで
「待て」という言葉を聞いたの。
これが私の不安を助長した。
もちろん、人にはいい時期も悪い時期もあるから、「待て」の時もある。
予めそれがわかっていたら、なんて安全なんだろうって思う。
今回、私は出張先で具合が悪くなってしまったので、生きるか死ぬかまで行ってしまったけれど、もしかしてこの出張も「待て」だったのかもしれないし、それを聞いて行かなければ、ここまでにならなかったかもしれない。
でもね。
占いが「待て」だったら、やりたいことも待つの?
もしかしてチャンスかもしれないのに?
待ての時期にやってしまって失敗するかもしれない。
でも自分の判断だったら納得できるし、自分の判断には責任持てる(←これも『楽イキ!』の考え方ね)
でも、もし占いの「待て」に従って、チャンスを逃したと思ったら?
占いのせいにするの?
私はそんなの嫌だな。
「いやいや、占いなんだから、そこまで左右される方がおかしいでしょ」って?
うん、そうだよね。
でもだったら、なんでそんなに安くないお金掛けてやる?
なんか、私はそんなふうに思っちゃったんだよね。
しつこいようだけど、これはあくまでも私の感覚で、占いを否定しているんじゃない。
正直、占いは今まで何一つ、私の問題を解決してくれなかった。
だから占いは飽くまでも私にとってはゲーム。
それでいいと思う。
それがわかっていてやってもらうなら、こんなに楽しいものはないと思うからそれでいいけれどね。
占いで○○タイプって聞いたからって、行動が何か変わるわけないんだよ。
私、しいたけさんの占い読んで、画面閉じた瞬間に忘れてるんだから(笑)
私はここ数年、何かに依存して生きてきた人生から離れた。
そして自分を自分で面倒見られる新たな自分を手に入れた(←これが『楽イキ!』ね^^ しつこい!)。
この数年の方が、不安が少なくてすごく充実して幸せだった。
だから自分のペースをきちんと思い出して、ここ数年やっと手に入れた、依存しない自分を忘れず生きていこうって、また占い断食することに決めたんだ。