プライベート

『自分もいつか死ぬんだ』ということを本気で考えたことがありますか?(4)

我が家はハッキリ言って、私中心で家が回っている。

何か困ったことがあると、全部私が指示を出して切り盛りをするタイプの家。

昔の夫はここまでではなかったと思うのだけれど、私が頑張り過ぎてしまったせいか、いつの間にか、みんな人任せな人になってしまっていた。

意識朦朧として入院したものの、私は自分の病名も、入院のことも、全く説明を受けていないのが不安でならなかった。

付き添ってくれていた夫と娘が説明を聞いてくれていたので、病名などは病室に来るまでに聞いた。

お金のことも、すぐ必要なのはいくら……などは聞いた。

でもそれ以上のことは家族からも報告がなかったので、2日くらい経って少し楽になったところで看護師さんに聞いてみた。

すると
「ご家族に説明していると思うんですよね。サインもらっていると思うので……」
という答え。

え?
これに関しては、家族と会話したけど知らなかったみたいだよ……?

と思い、家族にLINEして聞いてみた。

すると……
確かに持たされていた書類に書かれていたらしい。

入院したとき、二人で動揺してそこまで覚えておけなかったらしい
ということがわかった。

私は「このままじゃダメだ」と再認識した。

5年前に断薬して死にそうだと思ったとき、落ち着いてから少しエンディングノートを作るようにしていた。

でも、それももっともっと元気になって来たら途中のまま放りなげてあった。

もう一度作らなきゃだめだ……。

私が本当に動けているうちに、二人にちゃんと渡しておかなきゃいけない。

私は本気でそう思った。

今回のこと、そんなに大きかったの?
ただの偶然でしょ?
そんなに大袈裟に考えることないんじゃないの?
って思われるかもしれない。

私もそう思わないこともない。

でも、これには私だけの、いや、私なりの大きな大きな理由がある。

その事に関しては、次の最後の記事で。

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