先日、友達がこんなことを言いました。
「息子に毎日、おはようって言い続けているんだ。
息子ははぁ~ってため息つくしかしないくらい、朝は機嫌が悪いんだけど、
私は挫けずに毎日言い続けているの」
友だちは少し息子を困ったように表現しつつ、でも「毎日言い続けている」 → いつか届くと期待しているということを少し自慢気に語っていたような気がしました。
でも私は正直、この言葉にとても違和感があったんですよね。
友だちは息子に毎日挨拶をし続けることで、
「いつか息子にこちらの気持ちが届いて、言わなくてもわかるだろう」
と思っていたようなのですが、
大切なことってちゃんと口にしないと伝わらない
というのが原理原則です。
親が教えない、叱らないことは「OKだ」と教えているということ
に気づいていますか?
なので、私は友だちに
「せめて、おはようの返事はため息じゃないよ。おはようにはおはようって答えるのよって教えないとダメだよ」
と話しました。
長年、家庭問題のご相談を受けて来ていますが、こういう、一見小さいと思えるようなコミュニケーションを疎かにすることで、後々、意思の疎通がうまく行かなくなり、大きな問題になることもあるのです。
そしてね……この会話のときに友だちにも言いましたが……
将来、お嫁さんが愚痴る原因を今、母親が作っているのだ
……ということ、気がついてくださいね。
あなたも自分のご主人に対して
「お義母さんはなんで、彼にちゃんと教えて来てくれなかったんだろう?」
と思ったことはありませんか?
私はあります(笑)
ある人は特に、自分が今それをしていしまっているということに気づいてくださいね。
大切なことは親が教える責任があるんです。
それをしないということは『親の怠慢』ですよ。
「ちゃんと返事をしなさい」と教えて(しつけて)いないのに
「うちの子ども、ちゃんと返事しないのよね」
なんて文句を言うなんて、大きな間違いですからね?
しつけってこういうことを言います。
あなたは自分の子どもに、ちゃんと必要なことを教えていますか?