お役立ち情報 看板犬の小麦・小雪

犬の涙やけをキレイにするチャレンジをしてみた ~超簡単手作り食レシピ付き~

 

新年一発めのブログ投稿が、カウンセリングや心のことではなく犬の話だという……^^;

あ、皆様、あけましておめでとうございます。
旧年中はとても多くのかたにお世話になり、ありがとうございました。
今年も何かとお世話になるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします♥

 

さて、12月31日に二代目看板犬、小雪ちゃんをトリミングに出しました。
その時にとても感動したことがあったので、今日はそのお話です。

犬に興味のない人には全く関係のないお話からスタートで申し訳ありません^^;

 

 

小雪が家に来たのが4月の末のことでした。
ペットショップで1歳直前まで過ごした彼女は、目の下が涙やけで真っ赤になっていました。

初めて出会ったときの小雪ちゃん。
このときは毛がボサボサだったけれど、それでも涙やけは見えますね。

 

 

家に来る直前にトリミングに出してもらって、かわいい姿にはなったけれど、その分涙やけが目立ちました。

 

 

白い犬の涙やけは仕方ないと思っているかもしれませんが、涙やけは手入れや食べ物で消すことができます。
私はどうにか小雪の顔も、名前のように真っ白にしてあげたいと思いました。

手入れの方法は先代犬の小麦のときにアレコレ試したので、その記憶を頼りにすることにしました。

因みに小麦の涙やけもかなりひどく……

 

 

こんな風になってしまっていたんです。

これは可哀想!と思って、どうにかキレイにしてあげることができないかと、ネットで調べまくり、自分のできることを全てやりました。

すると数ヶ月後には

 

 

ここまでキレイに。
こうなるまでに小麦の場合は、3ヶ月くらいだったようです。

この経験があったので、小雪も絶対にキレイにするぞ!と涙やけ撲滅委員会活動が始まったのでした。

 

フードを手作り食に変える試み

涙やけの大きな原因にフードの油が上げられるようです。

常温保存しているフードなので、どうしても油が酸化していることが多いらしく、それが悪影響を及ぼすのだとか。

小麦のときは、手作り食に変えてすぐに効果がありました。

なので、「手作り食に変えればすぐに治るよ!」と思っていたら、

 

小雪ちゃんは手作り食を食べてくれなかった……_| ̄|○

 

前述の通り、小雪は1歳直前までショップで売れ残っていた子。

そこではフード以外、本当に何も食べたことがなかったらしく、フードではない食べ物にはとても神経質で、例え、犬が大好きな肉であろうが、最初は口にしてくれませんでした。

今じゃー私たちが食事していると、くれくれと随分うるさくなったけれど、それでも自分のお皿にフード以外のものが入ると、やっぱりあまり食べません。

フードと半々にするとか色々と試したんだけどね。
何をやってもダメでした。

そこで手作り食は諦めることにして、フードを変えることにしました。

※小雪は手作り食を好んでくれなかったので、ここから悪戦苦闘しましたが、手作り食を食べる子はフードを手作り食に変えるだけでもかなり効果があると思います!
「毎日忙しくて、犬のために手作り食なんて用意できないよ!」という人のために、この記事の最後に、数日に一度作ればいいラクラク手作り食レシピをご紹介しておきますね^^

 

フードは穀物の入っていないグレインフリーに変更

犬にはフードに入っている穀物もあまりよろしくないという話があります。

なので、少しでもフードを変えて改善されればいいなぁと、フードをアレコレ検討し始めました。

でも、例え通販の高いものでも、小雪がなんか好きじゃないと感じるものは、食いつきが悪く……。

取り敢えず、ショップでずっと食べていたニュートロに戻すか……と思ったのですが、それを食べて生活して来て、こんなに涙やけが酷かったのだからとなんとなく諦めがつかず。。。

そこで、調べてみたらニュートロでグレインフリーを出していたので、それを試してみることにしました。

選んだのはコレ。
ニュートロジャパン ワイルドレシピ超小~小型成犬用ラム

お肉の中でもアレルギーが少ないのはラムなので、試しにコレを買ってみました。

そうすると、今までのと比べたらとても食いつきがいい!
なので、フードはしばらくこのまま様子を見ることにしました。

 

フードのあげ方を工夫

実は、カリカリフードを食べている子は水分不足も涙やけの原因になることがあるそうです。

なので、フードをふやかしてあげたりして、水分摂取が多めにできるようにすることも効果的とか。

小麦のときは、生まれて2ヶ月で我が家に来たので、最初からフードをふやかしてあげていたので、実は大人になってもお水にフードを入れてあげていました。

小麦自身、それで慣れてしまっていたので、全く違和感もなかったみたいだし、何か混ぜてあげることも多かったので、カリカリフード状態で食べることの方が少なかったのですが……

これまた小雪ちゃんは、カリカリ慣れし過ぎていて、フードがふやかされるなんてあり得ない!という反応。

フードを水につけた途端、なかなか食べてくれず、そのまましばらく放っておくとやっと諦めて食べるような感じで、ひどい時は2日に一度しか食事をしてくれなくなりました。

これじゃダメだ。
でも涙やけはまだまだキレイになっていないから、何かしなければ。
でも、フードを検討するのも段々手詰まりになって来て、後は何をすればいいのか……。

 

もちろん目の周りの手入れもしていました

涙やけは、目の周辺を拭いてあげるのも大切な作業。
泣いていることが気になったときは、必ず顔を拭いていました。

それもただ拭くのではなく、我が家には消臭を始め、お肌のためにも色々と使える常在菌『YM菌ミスト』という代物があるので、それをコットンにスプレーして使いました。
※YM菌ミストについてはコチラのページを見てみてね。
因みに、うちの相談室でも販売しています^^

これがうまく効いてくれればと思ったのだけれど、小雪の涙の原因には目に見える効果はありませんでした。
あ、犬の顔を拭くなどにつかうのは、匂いも汚れも取れるし、常在菌なので口に入っても大丈夫なものなので、とっても有効に使えますよ。

 

最後に思い出して一番効果があったのがホウ酸

フードを意識しても、顔を拭いてあげても、なかなか小麦のようにキレイなにならなった小雪の顔。

何をすればいいのか……。
それでもしつこくフードを検索していたのですが、ある日ふっと思い出したんです。

あ、ホウ酸……!

ホウ酸とはこんな感じで薬局でも買えるものです。

知っている人ならピンと来るかと思いますが、ホウ酸って『ものもらい』の治療に使えるんですね。
昔よくものもらいができたとき、ホウ酸をお椀に入れて水に溶かして目を洗ったものです。

で、ある日、小麦のときに涙やけにホウ酸が効くという情報を見て、コレも実際に使っていた!ということを急に思い出したんですね。

すっかり忘れていたのだけど、突然何かが降りてきたのか?(笑)
本当に、急にふっと思い出したんです。

で、薬局にダッシュ!
その日の夜からホウ酸水を作って、小雪の顔を拭き始めました。

ホウ酸は水にサッと溶けてくれなかったりするけれど、お椀に入れて一晩おけば、キレイに溶けてくれます。
私はそれをスプレーに入れて、いつでも、コットンに吹きかけて吹けるようにしました。

涙が気になるときは、少し多めにコットンに染み込ませて、それで目を洗うような感じで吹きましたが、そんな拭き方をしても小雪は幸い嫌がることなく拭かれてくれていました。

 

これもすぐ効果が現れたわけではなく、どのくらい時間が掛かったんだろう?
小雪は2ヶ月くらいは掛かったかな……。

でもなんとなく一番効果が出ているような気がしたから根気よく続けて行ったら……。

ふと気がついたら、涙が乾いて来たんです!
だんだんと涙は流さなくなって来て、目ヤニになって来ました。

経験上、目ヤニになって来たら、涙はもうそんなに出ない……なんとなくそんな風なことがわかっているので、あぁ、これはもう治るなぁと思って目ヤニを拭き取ってあげていました。

そうなってからは、安心してフードはカリカリを普通にあげるように。

小雪自身もものすごく食いつきが良くなって、ご飯の時間が嬉しそうな様子に戻りました。
(今まで美味しくなくしてごめんね~(´;ω;`))

そして先日、トリミングを出して帰ってきた小雪ちゃんは……

 

 

頬に残っていた焼けた部分をカットしてもらったので、もう全然涙やけはないでしょう!?

 

このように書いてみると、フードを検討したのはまったく意味がなかったのか、ホウ酸だけでキレイになったのか、それとも複合的な効果でキレイになったのかはわかりません。

小麦のときは、私は手作り食が一番効果があったと思っていたし、小雪はホウ酸を使い出して明らかにキレイになるスピードは早くなったので、もしたしから最初にホウ酸を使ったら、それでキレイになったのかもしれません。

犬によって涙やけしている原因も違うだろうし、効果も違うのかもしれません。

どれを試しても身体に悪いことはしていないと思うので、どれを試してみるかは飼い主さんが色々試してみてくださいね。

 

先日、街中で顔半分が焼けている白いワンコに会いました。

すぐには取れない涙やけだけど、手入れしてあげればキレイになることを知っているので、
「なんで拭いてあげないかな~」
と、とても可哀想になりました。

あ!白めのワンちゃんは、是非、食後には口も拭いてあげてくださいね!
口の周りが焼けてしまうのも防げますよ!
我が家は普通に、濡らしたタオルやガーゼで拭いてしまっています。
赤ちゃんのお世話と同じですよ~( ´∀`)

 

最後に簡単手作り食レシピを

それではお待たせしました!(誰も待ってない?w)
お約束通り、超簡単手抜き手作り食レシピを書いておきますね。

手作り食を嫌う小雪には使えませんが、小麦は7歳くらいから晩年までずっとこの食事でした。

7歳くらいから……というのは、その頃アレルギーがひどくなって来て、これまたフードを疑って手作り食に変えてみたんです。
それから小麦の随分とアレルギーは改善されましたよ^^

私も仕事をしていたので、毎日作るのはとても面倒くさくて、どうにかならないかとその時に考えたものです。

フライパンに
鶏のムネ肉(ひと口大に切る)
冷凍野菜
(ミックスベジタブルなど。私はジャガイモと人参とコーンのものを使用していました)
冷凍いんげん(これも適当な大きさに)
高野豆腐(同上)
などを入れて煮ます。
もちろん味付けはナシ。
全てが煮えたら、仕上げに鰹節を投入。
そして最後に寒天を入れます。

26cmのフライパンで作ると、棒寒天だと1本。
粉寒天だと2袋がちょうど良かったかな。

で、固まらないうちにタッパーに入れて粗熱を取り、あとは冷蔵庫に入れておくだけ。
それを食事のときにちょうどいい量を取り出してあげるだけです^^

これだと、小麦のような3キロクラスの犬だと、夏は悪くなるのを気をつけなければならないので、たまに途中で破棄しなければならないこともありましたが、冬場は1週間に一度くらい作れば済むくらいでした。

栄養の面が気になって獣医の先生に見てもらいましたが、バランスが取れているからそんなに気にしなくていいと言われました^^

ま、主食はこの食事で、それ以外のものもねだって食べていたしね。

中に入れるものは、お芋やキャベツなど、その子が好きなものであるものを入れればいいと思うので、アレンジも色々できるかと思います。

毎日作る手間がかからない!っていうだけでも、気軽に手作り食にチャレンジできますよね。
是非やってみてくださいね!

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