最近『楽イキ!』というカウンセリングを多くやっています。
『楽イキ!』というのは、
このカウンセリングは、この人の何がこの人を苦しめているか……
生育期に何を知らず知らずに連鎖されて来て、深層心理の部分で何が自分をがんじがらめにさせているかがわかる「楽に生きられるようになろう」をコンセプトにしたカウンセリングです。
この『楽イキ!』というカウンセリングの手法は、精神薬の断薬カウンセリングにも使用します。
なので、私のメニューの中で『楽イキ!』を受けていただく人が結局一番多いのですが、最近、同じ言葉を連発していることに気づきました。
ほぼ、誰にも同じようなことを言っています、私……。
なんだと思います?
うふふっ。
それはね……
「それ、本当は向いてないんじゃない?」
です(笑)
いやー、カウンセリングをするとわかるのですが、実は向いていないことなのに、そこで無理やり頑張っている人のなんと多いこと!
実は、こっそり自分でも気づいているんですよ。
でも「向いてない」とか言えないし……。
途中で辞めるとか言いづらいし……。
なんていう理由で、無理やり頑張り続けているんです。
だもん、病むよねー。
中には、やーめた!と言えないものもあります。
仕事ならいいんだけどね。
親の面倒や子育てなんか、どんなに本当は嫌でも辞めることはできません。
でも、少し手を抜くことはできるんですよ。
無理やり完璧にこなそうとせず、人の手を借りられるものは借りたり、「今日はもう無理」と家族に宣言して休ませてもらったり。
そうやって手を抜く努力もせずに、どうしたら楽になれるかも検討せずに、ただやみくもに向いていいないことに頑張り続ける。
そりゃ苦しいのは当然。
無理にでも病気になって休みたくなるのも当然なんです。
向いていないことを無理やり頑張っていると
「なんで私ばかりこんなに頑張らなきゃいけないんだ」
と、どんどん不満が募っていまきす。
そして最終的に「私、病気になるほど苦しかったんです」って自分で呼んだ病気を水戸黄門の印籠のように出して訴える。
それって実は誰も幸せになっていませんよね。
そんな風になるまで頑張らずに、無理なことは無理、向いてないことは向いてないと自覚してしまって、如何に少しでも楽になるかを考える。
その方がとっても建設できだし、みんなが幸せになれるんですよ。
「ねぇ、それ、実は向いてないんじゃない?」
という私の言葉に対して、今まで何人の人が一瞬で顔が明るくなったことでしょうか。
あ、たった一人だけ、どうしてもそれを認めたくなくて来なくなった人がいました。
だってその人、深層心理では働きたくない人だったから(笑)
「仕事が長続きしないんです」という悩みだったのですが、どう聞いても、途中から無理やり辞める理由を探して辞めている。
長続きしないのではなくて、させていなかったんですね。
で、「もしかして元々仕事するの嫌いじゃない? ホントは働くのが嫌なんじゃないの?」と言ったら、あまりにも図星だったのか……それから来なくなってしまいました(;´∀`)
というようなこともありましたが(苦笑)
大抵の場合は、「実はそうなんです……」とにこやかに笑って答えてくれるんですよ。
だって本人、本当はわかっていますからね。
それを相談室では、いいとか悪いとか気にすることなく「本当は無理なの!」って言えるんですもの。
肩の荷が下りますよね^^
それが理解できたら、如何にそれを楽にするか考えればそれでいいんです。
向いていないものを完璧にこなそうと無理に頑張る必要はない。
誰かの我慢で家族が幸せになることはありません。
だったら、少しでも我慢せずに、それでも皆が幸せになれる方法を考えれば、その方がずっとずっと幸せになれるんです。
今、何かに苦しいと思っているあなた……
それ本当に、向いていることですか?
実は向いていないことを無理に頑張っていませんか?
向いていないことを向いていないって認めることは悪いことではないんですよ。
どうぞ、一度ちゃんとじっくり自分に問いかけてみてくださいね。
そこに楽になるヒントが隠されているかもしれませんよ。