なんか、この毒舌ブログ、予想以上に見にいらしてくださっているようで……^^;
いや、ホントに毒ばかり吐いて申し訳ございません。
世の中に喧嘩売りまくっているアウトローみたいになってます?
そんなつもりは全然ないので、街のカウンセラー女の独り言だと思って大目に見てやってくださいね~^^;
さて、本題……
本日は『離婚して子どもに会えなくて寂しいとか泣くのなら、離婚しない努力を全力でしなさいよ』というお題です。
実は、このことは30代の頃から言っていた
初めて口にして言ったのは、31くらいだったかな~。
カウンセラーになるずっと前です。
実は、ネットのチャット仲間の中に、離婚してあまり経っていない男性がいました。
私も28歳の時に離婚していたので、いわば離婚仲間。
なので、時々、子どもに会えないという思いがいっぱいになると、個人メッセージをしてきて、その悲しさを切々と訴えるんです。
私、その時から当人に言っていました。
「娘に会えなくて哀しいなら、離婚しなきゃ良かったんだよ。娘のために離婚しない努力を全力ですれば良かったでしょう?」
ってね。
そして、
「でも、それができなかったから離婚したんでしょ? いい? 離婚っていうのは、子どもから見たら、単なる大人のわがままな行動なの。そのわがままに子どもを巻き込んだのは自分なのだから、男のくせにそんな女々しいことを言っていないで、その責任くらい自分で背負いなさいよ!」
と言ったんです(若い頃から怖いねーw)。
なんで私がこんな偉そうなことを言っていたのか……
それは、私自身が28歳で離婚して、その後数ヶ月のときに子どもを相手に託した経験をしていたからです。
私もひとりのときは、1年経っても泣いていました。
仕事をしていても、突然思い出して思考が娘モードになってしまうと、こっそり休憩室に行って泣くだけ泣いてから仕事戻りました。
別れたその日から、娘の写真を引き出しの奥にしまいました。
その日から、娘が大好きだった『クレヨンしんちゃん』と『セーラームーン』と、そして同じ年頃の子が出てくる『はじめてのおつかい』がご法度になりました。
そんな思いをしてもね。
人前では「会えなくて寂しい」とは泣きませんでした。
というのも、私はどうしても娘を託すのであれば、娘のために婚家に戻るという選択ができなかったからです。
離婚してから1年後くらいかな。
復縁の話が持ち上がりました。
その時、元夫は私に
「やっぱり娘には母親が必要だと思うんだ。だから戻ってこないか」
と言いました。
私はこの一言で、無理だ……と思ったんです。
私自身が望まれているのではなく、娘の母親としての私しか望まれていないのであれば、復縁しても、結局また同じ結論が待っている。そう思ったんです。
離婚を決意したのも自分。
最初は連れて出た娘を色んな事情があったとは言え相手に託すと決めたのも自分。
そして戻らないと決めたのも自分です。
これは私の最大のわがままです。
どう逆立ちしたって、娘の母親の立場より自分のわがままを優先したということを言い逃れできないんです。
丸1年泣いたとか、全然関係ないんです。
自由の裏にはやっぱり責任
だったらね。
その責任をきちんと背負わなきゃいけない。
だから私は、自分自身に『子どもを捨てた母親』というレッテルを貼りました。
ずっとそのレッテルを背負って生きて来ました。
それから私の生きる目標は『若作り』になりました。
なんで? 何がつながっているの? って思うでしょ?(笑)
でも私にはちゃんとした理由がありました。
娘と別れたのが28歳の頃。
それから何年経って再会できるかわからないけれど、その時に、あまりに記憶と違って「こんなヨボヨボなの!?」って思われるのは嫌だと思ったんですね。
そしてもうひとつの生きる目標……それは、
向こうの家族がいつ、彼女を一人残して逝ってしまうかもしれない。
その時にまた彼女を捨てなきゃいけないようなことは絶対にしないと心に決め、再婚する時には今の夫に、「このことを受け入れてくれなきゃ結婚なんてしない」と言い切り、下の娘には目の前には居ないのに「あなたにはお姉ちゃんが居る」と話して育てました。
そして、とにかくいつ会っても恥ずかしくない母親でありたいという思いを自分の頑張る糧としました。
たまたま色んなことが重なり、娘が20歳で私が43歳のときに再会できましたが、そんなに早く再会できるなんて予想もしていませんでした。
「人間、予想もできない不運が降り掛かってくることってあるけれど、予想もしていなかった幸運なできごとも起こるものなのだなぁ」ってその時、本当にそう思ったくらいです。
そのくらい、自分の離婚に対して、色々な思いを抱いて生きて来ました。
本当にツラいのは『離婚して子どもに会えない親』より、『親に会えない子ども』の方
私がそんな考えの持ち主だったので、「離婚して子どもに会えなくて寂しい」とか甘っちょろいことを言っている男性に対して、
「だったら精一杯、離婚しなくていいように努力すれば良かったでしょ? でも離婚するしかなかったんでしょ? だったらもういつまでも女々しいことを言っていないで、今度いつ会っても恥ずかしくない父親になりなさいよ!」
って、言っていたんです。(いやはや、厳しい奴……苦笑)
だって、大人は離婚するとかしないとかの選択権がありますが、子どもは親が勝手に決めた離婚を受け入れるしかないんですからね?
本当にツラいのは子どもの方なんですよ。
それをわがまま通した親が「子どもに会えなくて寂しい」って言って泣くとか……。
違うでしょって話しです。
今はね。カウンセラーという仕事をしているので、そこまでハッキリは言いません。
いや……そんな女々しいことを言ってきたら言うか。言うな。
はい、今でも言います(爆)
離婚相談の際、相談をお受けしていたクライアントが子どもと別れなければいけない父親・母親になることがあります。
その時は、決断する前によーく考えてもらえるよう話し、そしてそれでも離婚しかないと思うのであれば、それをきちんと受け入れなきゃいけないんだよ……というのを離婚決定前にお話します。
もちろん面接交渉権は主張して、面接の約束は取り付けますが、実際問題、それをきちんと実行されないこともあるのです。
離婚は自分が幸せになるための決断じゃなきゃいけない
でもね。
どんなに子どもと離れたくなくても、離婚を選ばなきゃ生きられないケースもあるんです。
なので、そんなときは、きちんと
「どう考えても離婚しかないと自分で決断したんだよね?」
ということをよく考えていただき、
「子どもに会えないことよりも、離婚することの方が大切だと思うんだよね? じゃ、万が一、子どもに会えないという可能性が出てきても後悔はしない?」
と聞き、自分の決断に責任を取るという覚悟ができた段階で、
「では、離婚の話を進めましょう」
としています。
それまではむやみに話を進めるとか、決断を急ぐようなことは決して進めません。
こういうことを考えずに、パパっと考えなしに離婚してしまって、で、後で騒ぐとか……。
それじゃダメなんです。
離婚って、自分だけじゃなく、自分の幸せを願ってくれた親、そして子どもがいる夫婦なら子どもの人生をも変える行動です。
だからこそ、それを決断しなければならないときには、
「離婚して幸せになるのだ」
という決断をしなければならないんです。
私はその応援をするために、離婚相談をお受けしています。
クライアントには、離婚してからビービーと泣くような離婚は絶対にさせません。
全てにおいて自分の決断に責任を持つ
そう思えて、覚悟を決めて選択して初めて、離婚成立となった瞬間「さ! 次の人生行くよ!」って前を向いて次の人生を歩けるようになるのです。
クライアントさんには本当に幸せになってもらいたい
私ね。
本当にずーっとそうやって真剣にクライアントと向き合って来ました。
あ、過去形になっているけれど、今もですよー(笑)
今は、取り扱いが家庭問題より断薬の方が多くなってしまったけれど、クライアントさんを思う気持ちは何一つ違いません。
だからいつも真剣に向き合います。
真剣に向き合うからこそ、時にはお説教もでますし、離婚問題でイライラしていたクライアントさんとは喧嘩風になることもありました(注:喧嘩別れしたことなどはありませんよ^^)。
どんな問題に関しても、『自分で選んだのだ』と思えることって大切です。
被害者意識丸出しで子どものように騒いだって……。
夫婦が離婚して本当に被害を被るのは子どもですからね。
それを絶対に忘れちゃいけないと私は思います。
それが子どものいる家族で離婚を選ぶ大人の責任なのです。