心のお話

怒りってどこから来るんだろう?

SNSを見ていると、怒るっていうことがかなりマイナスに取られていることが多いような気がします。

まぁ、年がら年中怒って、周りに怒鳴り散らしている人は論外だけど、怒るって感情、そんなにいけないことなのでしょうか?
そんなに抑えなければならないことなのでしょうか?

 

怒り……少なからず誰でも抱く感情ですよね。

怒りってどこから来るかって考えたことありますか?

怒ったときのことをよーく思い出してください。
怒りの前に「哀しい」っていう気持ちがありませんか?

そう。

怒りとは

哀しみの延長線上にある……
哀しみがMAXになったときの感情

なのです。

 

世の中にカウンセラーは多いけれど、こんなこと解説しているカウンセラーはあまりいません(笑)

カウンセラーは大体、その感情をどうすればいいか、そればかりを見ます。

怒りを抱えている人に対しては、その怒りの感情をどこに持っていけばいいかなど、結局のところ対症療法ばかりを考えるんですね。

でも、その感情がなんで湧き上がっているのか、それをきちんと考えれば、自ずと解決できるのです。

 

怒っている対象について、もう一度よく考えてみてください。

例えばご主人に対して怒っているのだったら、
「話をちゃんと聞いてもらえなくて哀しい」
「いつも一緒に居てもらえなくて寂しい」
「笑顔を向けてもらえなくて哀しい」
という思いが隠れていませんか?

お子さんに対して怒っているのだったら、
「約束を守ってもらえなくて哀しい」
「自分の言葉が届かなくて哀しい」
という気持ちが隠れていませんか?

友だちに対して怒っているとしたら
「仲間ハズレにされて哀しい」
「嘘をつかれて寂しい」
「ひどいことを言われて哀しい」
という気持ちがありませんか?

 

大体の怒りは、その人に対する期待感を裏切られた寂しさの増幅したものなのです。

失恋した相手のことを好きで好きで、ふられたのが哀しくてたまらなくなると、殺意が芽生えるほど憎くなったり……なんていうドラマや事件がありますよね?

み~んな同じメカニズムなのです。

 

ある人に対して怒りを覚えたら、自分は何に哀しかったのか寂しかったのか、よーく考えてみてね。

そしてきちんと哀しさ・寂しさを伝えられる相手なら、怒りをぶつけるのではなく、素直な気持ちを話してみてください。
その方がちゃんと解決できるはずだよ?( ̄ー ̄)b

 

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