子どもを一番真剣に叱らなければいけないこと……
それは『子どもの命に関わること』です。
子どもが突然、飛び出そうとした。
子どもが突然、いなくなった。
子どもが突然いなくなって無事に見つかると、見つかったことを喜び、知らない親がたくさんいます。
子どもが行方不明になった事件などは特にそうですね。
小さな子どもがどこかではぐれて居なくなってしまった場合、目を離した親にも責任があるので、そればかり気にして子どもに謝るしかしないこともあります。
でもね。そうじゃない。
もちろん、親が反省しなければいけない点もあります。
でも、命に関わることは「本当に心配したんだ」と感情むき出しで真剣に叱って伝えた方がいいんです。
親は子どもの命に関わることだけは絶対に真剣に叱って欲しい。
泣いて叱って欲しい。
そのくらい「あなたの命を心配しています。大切に思っています」ときちんと伝えて欲しいんです。
後は「見つかってよかった。無事でよかった」でいいから。
そうすることによって、親が泣くほど心配する自分の命を大切にしてくれるようになる子どもになるんです。
子どもに自分の命を大切にする人間になって欲しかったら、
「あなたの命は何にも代えがたい大切なものなのだ」
ということを全身全霊で子どもに伝えてください。