発達障害グレーゾーンの夫とのことを書いてみようと思います

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埼玉県吉川市でカウンセリングをしています。
家庭問題・心理・断薬カウンセラーのふ~みんです。

今までずっと公表して来なかったけれど、実は私の夫は発達障害のグレーゾーンと思われます。

どこにも診断されていないし、もちろん薬などは使用していません。
でも、本人もそれを自覚しています。

昨日、久しぶりに夫とその話になったので、ちょっと夫との暮らしを書いてみようという気になりました。

もちろん最初はそんなこと疑ってもいなかった

彼と知り合ったのはもう24年近く前。
彼は現場監督という仕事もしていたし、専門学校を出て国家資格も持っていたし、全くそんなことを疑う余地もありませんでした。

娘が生まれてから、私の父親と彼が一緒に仕事をし始めました。

父親も学のない人間ではあるけれど、頭は回る方。そして口も回る方(笑)
器用な方でもあるので、夫の仕事ぶりにイライラすることがあったのでしょう。
時々夫の愚痴を私に言いまくりました。

もちろん私はそれを夫に伝えることもしませんでしたし、父親にも
「初めから誰もじーちゃん(父親)みたいにできるわけないじゃない。
夫は夫で頑張っているのだから、ちゃんとそこは評価してあげてよ」
と言い続けました。

まぁ確かに、暑いだ寒いだと文句を言うことも多かったし、私から見ても仕事に対してなんとなくやる気がないのを感じてはいたので、それが態度に出ていたり吸収を悪くしたりしているんじゃないかな……くらいのことは思っていましたが、全ては彼の多少の不器用さとやる気の問題なんだと思っていました。

父親との仕事から会社員へ

リーマンショック後からだったでしょうか。

父親の仕事も昔のように羽振りがよくなくなって来たのを感じ始めた頃、たまたま父とやっていた仕事と同内容の仕事ができる会社を見つけたので、夫は収入が安定する会社員になることを選びました。

私も自営より色々な点で楽になるので、助かるなーと喜んでいました。

会社に入ってからの夫は、父と仕事をしていたときより断然やる気を出して楽しく仕事をしていました。

……ように私には見えていました。

が、事件はある日突然起こりました。

突然の解雇!?

ある日、夫からLINEが入りました。

「会社、辞めさせられるかもしれない」

もう何年も前だから確かな言葉は忘れてしまったけれど、確かこんな内容が送られて来たと思います。

焦って夫に電話。
内容を聞いたところ、社長が辞めろと騒いでいるらしい。

夫から細かい内容を聞いても、何か腑に落ちない。

「おかしい……」

私は、夫の電話を切ってすぐに知り合いの弁護士に電話を掛けました。
(当時私は離婚専門のカウンセラーをしていたので、既に何人かの弁護士と繋がりがありました)

「先生、これ、戦えますか?」

弁護士の先生は即「戦えます」と言ってくれたので、私は、万が一夫がそのまま解雇になったら不当を争おうと即座に心に決めました。

翌日、何かイヤな予感がして夫にボイスレコーダーを持たせたところ、運よく(?)半日も事務所に軟禁され、夫は言われたい放題。
その後もやりたい放題馬鹿なことをしてくれて、証拠をたくさん残してくれたので、訴える準備はすぐにできました。

ん? なんか夫の様子がおかしい?

裁判をするため、労働問題に強い弁護士に依頼することにしました。

弁護士に話をするのも、本来は書類をまとめるのも、本人である夫がやらなければいけません。
私は手も口も出せません。

でも夫は物事を説明するのがそもそも苦手。
なので私が代わりに話したくなるのですが、そこはグッと我慢してとにかくいつも横に座っていました。

私が夫の様子がおかしいと思い始めたのは、弁護士との打ち合わせを2回済ませた辺りのころです。

弁護士がいくつか夫に質問をします。
夫も頑張って答えようとします。

が、弁護士が「これはAですか? Bですか?」と聞いたことに対して、夫はCの説明をし始めるのです。
そして結局、弁護士が聞きたい答えに行き着きません。

さすがに横で聞いていた私も「いや、今聞いているのはそこじゃなくてさ」と言う始末。

そんなことを何回か繰り返しているうちに、段々と向かい側に座っている弁護士が明らかにイライラして来て、夫に対する態度が冷たくなって来たのを感じました。

夫は一生懸命考えてやっている。
悪気があってちゃんと答えなんじゃない。
それはよくわかっていました。

でも、ちゃんと会話ができていない……。

考えてみれば、結婚して10年以上経っていたって、今まで仕事の場面を見たことのない私はそんな夫の場面を全く知らなかったことに気づきました。

こんな様子の夫を初めて目の当たりにしたとき、正直、
「もしこれがいつもなら、解雇したくなるのもわからなくないかも……」
そんな風に思うくらい、会話は成り立っていませんでした。

もちろん、夫がそんな状態でも「損害を1600万円を出した」とあり得ないことを言われたし、だからと言って、何の通達もなく突然解雇していいものではないし(完全に法律違反)、会社の運営が厳しいからと中堅の中で一番給料をもらっていた夫を切ろうとしたのも見え見えだったので、徹底的に闘い、そして勝ちましたけどね。

私は夫に対する違和感について、ネットで調べまくりました。

そこで出た結論をある日、本当に思い切って夫に話しました。

あなたは発達障害なんじゃないかと思うんだ

そしてある日……弁護士事務所での打ち合わせで、やっぱり私の違和感が間違いないと確信した日。

事務所からの帰りの車で、私は夫に

「あなたの返答って、いつもあんな感じだよね。
弁護士の先生と話が通じていないのって気がついてた?
それで私、色々調べたんだけどね。
私、あなたは発達障害なんじゃないかと思うんだ」

と告げました。

家に帰ってから、二人で一緒に色々なインターネットの記事を読みました。

この話はもう8年も前のこと。

今より発達障害という言葉自体がまだまだそんなに一般的ではなかったし、それを本人に告げることで二次障害(それを知ってうつ状態などになってしまうこと)が起きたらどうしようという恐れもあったので、これを告げるのは本当に勇気がいることで、私にとっても一か八かの賭けでした。

でも夫は私の話を聞き

「そうか。だから俺はずっと生きづらかったんだ」

そう言いました。

私はその言葉自体にとても驚きました。
まさか夫が内心、そこまで生きづらさを抱えているなんて、それまで全く思っていなかったんです。

よくよく聞いてみたら、
人より物覚えが悪かったり、
思うことを伝えられなかったり、
難しいことを言われたら頭の中がパニクって真っ白になってしまったり……
いろんなことがあったそうです。

でも、それがどうしてなのかわからなかったし、今まで誰にも言えなかったと。
そんなにも人と違うのかすらわからなくて、でもみんなにイヤな顔をされているようで、とても苦しかったそうです。

後日夫に許可をもらい、この日話してわかった内容を、後日、弁護士の先生にも告げました。

「あぁ、なるほど。そうでしたか。」

その日から、弁護士の先生の態度が明らかに変わりました。

夫に対しては本当にゆっくり説明してくださり、途中で必ず「ここまでわかる?」と確認してくださり、それまではずっと「本人でなくてはダメ」と言っていたのに、先生の判断でこの話は難しいと思われるものは、「これは奥さんに説明しますね」と、夫ではなく私に直接連絡をくださるようになりました。

次の仕事までも、私が言わないと何も動けなかった

不当解雇の裁判というのは、「その解雇は不当です」と訴えるものですから、裁判が終わるまでは最就職はもちろんのこと、失業保険ももらえません。

なので、裁判の終了後にやっと失業保険の受け取り。
その間に少し手に職をと動いてはいたけれど、それは本業として仕事にできるレベルのものではなく、やはりどこかに就職してもらう必要はあり……。

でも、ダメージがあまりにも大きかったのか、失業保険が終わっても、放っておいたらいつまでも働きそうな雰囲気は出てきませんでした。

不当解雇騒ぎが起きてから一年以上は無収入。
その後やっと失業保険をもらったって焼け石に水。

そんな状態の我が家なのに、もうすぐ娘は高校受験。

さすがに通帳の残金がピンチになったとき、私は夫に
「ねぇ、そろそろ働いてくれないと娘を高校に行かせられないよ?」
と言いました。

それでも夫は怖いと……。

私は「なーに甘えとんじゃー!一家の大黒柱だろうが!」と内心は思いつつ、それでも傷ついた気持ちや会社というものが怖いという気持ちも全くわからないわけではないから強くは言えない。

でも働いてもらわないと、さすがに私もずっと生活を支えていられない。

なので夫ができそうな仕事……。行きたがりそうな仕事……。
と求人広告を見つけては、細かく細かく見る日々。

そして、ひとつの会社を見つけ
「ねぇ、ここならあなたがしたいと言っていた仕事だし、あなたの資格も活かせるし。
一度、話を聞いてきてみない?」
と勧め、履歴書の用紙も私が用意し、写真撮影に行かせ、そして本当に本当にやっとの思いで面接に行ってもらいました。

そのくらいしないと彼は少しも自分から動くことはできませんでした。

その頃の私は……

余談ですが、夫の裁判中は私も本当に夫を支えるため頑張りました。

夫は前述の通り働けないので、頼みは貯金と私の収入。
貯金なんてみるみる減っていき、あとは私の収入頼み。

当時の私の収入は、今見返しても、毎月平均していい売り上げを上げていました。

私の仕事は離婚専門のカウンセラー。

自分の家の争い事を支えるために人の争い事の相談を受ける。
クライアントの相談が終わったら、自分の家の裁判の証拠集めや書類作成。

「私だって誰かに相談したいわよー!」
と笑いながら言っていたけれど、本当は1日でいいからどこかに逃げ出したい毎日。

私だって裁判は怖い。
結果がどうなるのかわからない日々。
夫の収入がまったくなく貯金がどんどん減っていく毎日が本当に怖い。

それでも夫を、家族を支えなきゃいけない。
夫は自分が裁判の主人公なので、かなりへこたれている。
娘は家のことが心配で、精神的に不安定になっている。

私が支えなきゃいけない。

この頃の私の精神はかなりバランスを崩し、不眠症はどんどん悪化の一途を辿って行っていました。

それからの夫との生活は……

幸いなことに私が勧めた会社に入社が決まり、今でもその会社にそのまま勤めることができています。

最初は夫だけでなく、私も内心ヒヤヒヤものでした。

もちろん夫自身、新しい仕事に慣れるまでは大変だったようですが、今では仲間たちに囲まれて楽しい日々を送れていて、この会社に入れたことをとても喜んでいます。

「人より覚えるのが遅いんだから、ちゃんと書いて覚えてね。
今までよりちゃんと意識するんだよ。
何事も慎重にね!」

最初の頃は、夫にいつもそんなことを言いまくっていました。

夫を傷つけるつもりは毛頭なかったのだけれど、それを言い続けないと、つい夫も以前のように「わからない」を誤魔化してしまいそうだったので、敢えて強く意識してもらうように働きかけました。

それが彼が大きな失敗をしない手段だと思ったからです。

それから8年が経ちました。
夫は少しずつではありましたが随分と変わったような気がします。

以前はできないことを隠すことに精一杯だったので、逆に変なプライドが高く、私がやったことも自分でやったと他人に言い、私に
「それを自分でやったと言っちゃったら、それ以上のことをやってくれないかと言われたらどうするの!?」
などと、よく怒られていました。

なので我が家では「これは誰がやった」ということを明確にする癖がついて行き、娘も含めて3人で、誰かが何かをやると「やったよー」「やっておいたよー」といちいち報告。
やってもらった人は「ありがとー!」と言いまくる形が自然とできました。

以前は「なんでやらないの!? なんで私任せなの!?」と怒っていたことも、今では夫自ら、「自分で聞きながらやってみるよ」と言うようになったり、それでも時間のないときは私もイヤな顔をせずにやったりと、家族の中がとてもうまく回るようになりました。

今でも突然怒り出したり、わからないことにとてもイライラしたりする癖が抜けないところも多々あります。
でも、こちらに当たるだけ当たってすぐに反省するので、
「反省するなら怒らなきゃいいんだよ。こう言えばいいじゃん」
って何度も何度も教えて行っています。

以前は順番を考えずに手当たり次第やっていた料理も、今ではやり始める前にちゃんと手順を考えてやるように変わりました。

動き始める前に「このときはどうすればいいのか。どう動けばいいのか」を、一度落ち着いて考えたり、自分で調べたりしているのはとてもよく伝わってくるので、昔のような理由のない言い争いはどんどんなくなってきています。

娘にもこのことは話しています

夫のことは22歳の娘も知っています。
大学に入った頃に、何かの機会があってそっと二人のときに話をしたような気がします。

なので、夫は娘が知っていることを知らないかもしれません。

何故、娘に話したかと言うと、私がある日突然死んだら、我が家の負担は全て娘にかかるからです。

夫は本当に書類などの処理ができません。

私が緊急入院したときも、半分意識不明な私に変わってサインはしてくれましたが、受けた説明はほとんどちゃんと覚えておらずで、私が後にもう一度看護師さんたちに聞いて確認て内容がわかったという状態でした。

夫の横にはもちろん娘もいたのですが、色々と初体験の娘は、事態についていくだけで精一杯で、冷静に物事を処理できる状態ではありませんでした。

けれど今後はそれでは困ります。

なので、今回の入院を機に、
「母がいなくなったら、あんたが全部やらなきゃいけないんだからね。頼むよ」
と改めて伝えました。

最近、とても久しぶりにその話をしました

先日、なんでその話になったのかはよく覚えていないのですが、テレビで発達障害関連のことをやっていたのかなぁ。

なにかとても自然の流れで、「最近、あなたはどうなの?」と聞いたのだけ覚えています。

そうしたら夫は
「今でも、突然新しいことがわーっと来たりすると、パニクるんだよな。
パニックになると頭の中が真っ白になるんだ。
そんなときは、少し離れて深呼吸して、一人で一生懸命反復するようにしてるよ。
何度か反復して一生懸命覚えるんだ」

そんなことを話してくれました。

普段はこういう会話をしていないし、仕事では大きな問題もなく、会社の仲間と楽しそうにやっているので、もしかしたら多少不器用なだけで、本当は私の思い過ごしだったの?と思うことがなくもありません。

でも、やはり夫は何かあるとパニックになって、真っ白になって、思考が止まってしまう……
そんなことがあるようです。

もちろん誰でもそんな時はありますよね。
夫だけじゃありません。

でも、一緒に暮らしているとわかるのですが、やっぱりちょっとなんか違うところがあるんです。
それは私だけではなく、娘も、そしてやっぱり夫本人も感じているようです。

なんでこれを書こうと思ったのか

今までずっと公表していなかったのに、なんで急に話そうと思ったのか……。

私は「心の病には薬はいらないんだよ」という、精神薬から卒業しましょうというカウンセリングをしています。

できれば精神薬を飲み始めて欲しくないので、どれだけ精神薬の害があるのかも伝えることに力を入れています。

それは大人だけではなく……いや、むしろ子どものときに精神薬を飲んでしまうと、脳に多大な影響を及ぼすこともあるので、
「発達障害は薬では治らない、個人の特質なんだよ」
というお話もしています。

でも……。

理解していないわけではないんです。

うちの場合はグレーで、本人すらいい歳になるまで気づかずに来たのですから、「病院に行って検査してもらいましょう!」とか「薬を飲んで治そう」なんて話には当然なりません。

家なんかよりもっと大変なお宅があることも知っています。
もっともっと悩んでおられるかたがたくさんいるのも知っています。

ただ私の場合は、小さい頃からコンサータ(発達障害の薬)を飲ませ、一時的には大人しくなったものの、気づいたときにはもっともっとじっとしていられなくなってしまったお子さん、暴れてどうしようもなくなってしまったご家庭などをいくつも見ています。

だからやっぱり注意喚起して行くのです。

発達障害という特質があることを理解していないのではありません。

芸能人の小島慶子さんが、最近、発達障害診断を受けて、生きづらさの原因がわかったと言っていました。
その気持ちもわからなくはありません。

「病名が欲しい。その方がスッキリする」という人の気持ちもわかります。

でも、「それは決して薬で治るものではない」ということは知ってもらいたいんです。

精神薬に頼らざるを得ない家庭があるのももちろん知っています。
(普段はあまり言いませんが、多分、普通の方々より、そういう事情も実はよく知っています)

そんなこんなも含めて、それでも私はできれば精神薬を飲む選択をする人を減らしたい。
そう思っています。

精神薬を飲み続けなければならない事情の人も確かにいます。
でも飲まなくていいのに飲み続けている人も、またたくさんいるのです。

私はそこを知っておいて欲しいんです。

ということを伝えたくなったのでしょうか。

それと、うちと同じような状態の人に「うちはこんな様子だよ」と知らせたかった……。
そんなところが理由だったのかな。

本当のところは私もよくわからないのですが……

ただ、これだけはお伝えしたいかな。

我が家はこの事実を私が、そして夫自身が受け止めた瞬間からの方が、断然、家庭の空気感が良くなり、皆が優しくなり、皆が思いやりをもって家族関係を築くようになりました。

これに気づいていなかったら、もしかしたら離婚していたかもしれません。
そのくらい、夫関連でも色々なことがあり、紆余曲折しながら結婚23年目の冬を迎えています。

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