ふーみんのひとりごと

「ロキソニンは喘息の人は飲んではいけません」と薬剤師に止めてもらえなかったというお話

 

6月の出張で、私は鳥取へ向かっている夜行バスの中で発熱をしました。

その時はまだ体温計を持っていなかったのだけれど、確実に熱が上がっているのはわかりました。

体感的に高熱です。

それでもまずは気力で仕事をこなそうと朝ごはんをしっかり食べました。
そしてクライアント宅へ……。

熱の数値を目で見てしまうと仕事にならないと思い、「絶対に気力で仕事ができるはず」と自分に言い聞かせて仕事をしました。

そしてカウンセリング終了後……解熱剤を買おうと薬局に寄りました。

出張先だったので、とにかく強い薬で熱を下げたいと思い、市販の解熱剤で一番強いもの……と思い、ネットで危険性などを謳われているのを知りながら、ロキソニンを買おうと思いました。

店員さんに「ロキソニンありますか?」と聞いたら、
「うちは薬剤師が常駐していないので、ロキソニンは置いてないんです」という答え。

なので、その時は取り敢えず違う解熱剤を購入しました。

 

購入してすぐに薬を飲んで、鳥取から香川に移動しました。
次の日に香川で仕事があるので、その日の宿泊地を香川にしていたからです。

 

香川県に到着してすぐ、どんどん寒気を感じて来ました。

周囲の人を見ても、どうやら半袖で大丈夫な感じ。
寒がっている人はいなさそうでした。

ということは、自分だけが寒い……つまりは、また熱が上がってくる寒気だなと直感。
そこで、駅前にあったイオンに入り、食事を済ませてから、イオン内の薬局に向かいました。

イオンの薬局は大体薬剤師がいると認識していたので、今度こそロキソニンを買おうと思って行ったのです。

店頭に並んでいるロキソニンを持ち、そして今度こそきちんと計ろうと体温計も持ち、レジへ向かいました。

そのレジには薬剤師さんが一人。

 

私、「朝から熱が出てしまって、仕事で来ているので何としても下げたいんですよね」と話しました。

そして、数日前から、喘息で点滴を2回打ったこと。
それでも完全な回復はできなかったから、薬を持参して来て、でも熱が出るとは思わなかったこと……などを話しました。

 

「ものすごく寒気がする」と話したら、
「すぐに薬を飲んで早く宿に行ってゆっくり休んでください」

と言われ、すぐに座れるところで熱を計ったら、その時で37.7度。
寒気の仕方から、まだどんどん上がってくるだろうと思われたので、ロキソニンもすぐに飲みました。

 

私は断薬指導をしている関係上、薬のことに関するネット情報には疎い方ではないと思っています。

だから「ロキソニンはこんなに危険なんだ!」という記事ももちろん知っています。

なので普段は飲まないのですが、でもさ。ロキソニンって強いっていうイメージじゃない?
出張先での発熱だったので、とにかく熱を下げることが大切だったので背に腹は代えられない。
とにかく下げることを優先して、短期的にお世話になろうと思っての選択だったのです。

まぁ、結局、次の日になっても上がったり下がったりの状態が続き、そしてやっとの思いで自宅に帰り着いたと思ったら数時間後に救急搬送、緊急入院となってしまったので、市販薬は肝臓を疲れさせてしまっただけで、あまり意味はなさのかったのですけれどね……。

 

で、もうすぐ退院許可が出るかもという直前まで熱を出していた私は、退院して万が一熱が出ることがあるといけないと解熱剤を処方してもらったそのとき……

医師に
「出張中はロキソニン飲んでたんだけど、結局熱が下がらなくて、カロナールの方がすぐに汗をかけて下がるんですよね」
って話したところ、医師が

「ロキソニンは喘息をひどくするから、もう飲んじゃダメ」

って言ったんです。

え……? ロキソニンは喘息をひどくする……?

えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?(´゚д゚`)

 

ちょっと待って!

私、イオンの薬局でロキソニンを買うとき、ちゃんと薬剤師に
「数日前に地元で風邪引いたかなと思ったら、気管支炎のようになり、結局喘息発作が起きてしまったので月曜日と水曜日の2回、点滴を受けてきたんです」

って話しているんですよ?

なのに、薬剤師は一言もそんなこと言わず私にロキソニンを売ったんです。

それどころか、「早く飲んで休んだ方がいい」と。

「早く飲め」と……。

 

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?(´゚д゚`)

後で添付文書をちゃんと見てみたら……

(画像クリックでで大きな画像が見ることができます)

 

何のために薬剤師が店頭にいるのぉぉぉぉぉぉぉ?_| ̄|○

薬剤師に相談したって何の意味もないんじゃん。

確かに、注意書きをちゃんと読まずに飲んだ私も悪い。
でもそんな余裕なかったのよ。
それくらいしんどくて、しかも旅先だから、少しでも早く熱が下がったら……ってそれしか考えなかったのよ。

確かに、箱に入っている注意書きを見ても……

『相談すること』ってところに

(6)次の診断を受けた人
気管支ぜんそく、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病

って書いてある。

うん、だから「喘息起こして点滴受けた」って相談したよ?

『使用してはいけない』っていうところに

(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人

ってある。

うん、薬を飲んで喘息を起こしたってことはない。
だから飲むこと自体はできるということではあるんだけど……

 

でもなんかすごいショックだったんだよな~。
「薬剤師に話して買ったのに、一言も止められなかったよ」っていうことがね……。

 

退院してからネットで調べたら、下記のようなのを見つけました。

「ロキソニン」と「カロナール」は何が違うの?解熱鎮痛剤の特徴について解説 

痛み止めを飲むと喘息が起きる?アスピリン喘息とは

 

退院の際に、カロナールを頓服としてもらって来たけれど、やはりネットで書かれているものを見ても、私が今後、どこかで急に発熱したりして解熱鎮痛剤のお世話になるときは、カロナールを選択しなけれぱいけないようです。

 

ん~……

結局のところ、ロキソニンを飲んでしまったから、喘息がますますひどくなったかどうか……その因果関係はわかりません。

でも、なんであの薬剤師さんは、止めてくれなかったのかなぁ。ていう気持ちはもう拭えなくなってしまいました。

 

やっぱり、どんなことでも自分に関係することは、人任せにせず、自分で知識をつけていくしかないんですね。

 

 

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