子育て

活動は子どもの成長を待っても全然遅くないよ

 

先日、出張カウンセリングで福岡に行ってきました。
25年ぶりに飛行機に乗って、ウキウキしていたふ~みんです。

 

 

ネットで色々な人の動きを見ていると、若いお母さんたちは自由に動ける人を見てヤキモキする人もいると思うんです。

自分は子どもがいるから動けない。
そんなことをしているうちに、皆に置いて行かれるかもしれない……。

そんな焦りもありますよね。
私もそんな風に置いてけぼり感覚を味わったこともあるので、その気持ちもよくわかります。

 

「今しかない」
と、自分のしたいことのために離婚を決意し、子どもとも別れ、自分のしたいことをする人もいます。

それはその人の人生で、そういう決断をしたのだから何も言うことはできませんが、私はそんなに急がなくてもいい気がするんですよねー。

 

人生は長い。
そんな長い人生の中で、子どもが一緒に遊んでくれる時間なんて本当に短い時間です。

ここで間違っちゃいけないのは、

親が我慢して子どもと遊んでいるのではないってこと。
子どもが親と一緒にいてくれ、遊んでくれるんです。

 

子どもってね。思っているよりもあっという間に離れて行きます。
その時は長く感じるんだけどね。
振り返ると本当にあっという間なの。

その時に「もっと居たかったなぁ。もっと遊びたかったなぁ」と言っても、その時間は戻ってこない。

だから子どもとの時間、もっと大切にしていいと思うんです。

 

我が家であったエピソードですが……

うちでは娘が小学4年生の頃、一度、嘘はつくわ、物は隠すわで「私の育て方が悪かったのか?」と本気で悩んだ時期がありました。

その時、娘ととことん向き合い、とことん闘いました。
それでもなかなか娘は口を開こうとしてくれなかったのだけれど、ある日ふと
「一人で留守番するのが寂しい。おかえりって言って欲しい」
って言い出したんです。

その頃の私は市役所勤めで、17時15分~20分くらいの帰宅でした。

冬場は16時半にお帰りチャイムが鳴り、みんな、それを聞いたら家に帰らなければいけません。
冬の16時半はもう真っ暗。
たった1時間足らずの時間だったけれど、娘にはとってはその時間がものすごく長く感じたようなんです。

それを聞いたとき……
「仕事なんだから仕方ないでしょ」
と言うのは簡単でした。

でも、娘が高校生くらいになってグレられたときに、「あの時寂しいって言ったのに無視したじゃん!」と言われても何も言えないと思い、「仕事は後で付いてくるよね」と一旦仕事を辞める決意をしました。

私が辞めるとわかった途端、娘の問題行動はなくなり、数ヶ月後には
「母は私のために仕事を辞めてくれた」
と口にするようになり、そして私はなんと半年後には仕事復帰できちゃったんです。

娘は自分に対する愛情を確認できたら、もうそれで問題なかったんですね。

この結果を見ると、娘の問題行動は明らかに寂しさから、母親の愛情を試したものだということがわかりました。

 

逆に、その前……娘が幼稚園~小学校低学年のときには、フリーでパソコンを使ってWeb関係などの仕事をしていたのですが、当時は娘と昼間に遊ぶため、徹夜で仕事をし、明るい時間は全て娘に使っていました。

夏休みなどは、「お母さんの方がいい色しているわ」と先生方に笑われるくらい思いっきり遊んで……。

だから娘は今でも
「いっぱい遊んでもらったと思うよー」
って言ってくれています。

それでも、まだまだ遊びたかったって思うんですね。

30代・40代の大人が、浮き輪でぷかぷかと流れるプールに浮かんでいるのも、海辺で本気で砂を掘っているのも、大人だけでやってたら、ちょいとアホな図でしょ?

子どもがいるから許される図なんです。

 

そう、子どもといる時間ってね。

ほんの数年間、大人がまた子どもと同じように楽しめる時間なんです。

 

今となっては……

自由に動けるようにはなったけれど、一緒にテレビ見て踊っていた時間や、運動会で大きな声で応援していた時間。
部活の試合に勝った・負けたと喜んだり哀しんだりしていた時間が本当に懐かしいです。

子育てしているときは、「○年先までってまだ長いな~」とか思っていたけれど、過ぎてしまえば本当に短い時間でした。

私はまた運動会に行きたいよー!(笑)

 

もう戻らない時間……

自由に飛び交っているように見える元若いお母さん(←今でもお母さんには変わりないけどw)は、それと引き換えに自由を手にしているだけなんですよ。

 

人間には、その時・その時にしか過ごせない、その人なりの大切な時間ってあると思うんです。

 

色んな活動していて……特にFBなんか見ていると、時には置いてけぼりみたいな気がするかもしれないけれど、今、その場にいる貴女のその時間が、貴女の幸せな時間のはずなのだから、どうぞそれを大切にしてください。

いつか嫌でも時間はでき、その時には思いっきり自分の楽しいことができるから。

それから思いっきり楽しんでも、全然遅くないんだからね。

 

 

※もちろん、思いっきり子どもとの時間を大切にしたいけれど、それができないという人もいるでしょう。
今回の記事はそういう人のことを言っているのではありません。
自分でする・しないを選べる状況の場合を言っています。
そして、預け先があり万事繰り合わせて上手くできるのであれば、私の言っている限りではありません。
私がお伝えしたい言葉は、あくまでも、活動のために離婚を選択しちゃうとか、そんな選択はどうなのかな?ということを言っています。

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