ふーみんのひとりごと カウンセリングについて

今までのカウンセラーさんは優しい言葉を掛けてくれるだけだった

 

先日、お問い合わせの電話をいただきました。

その方のご希望はちょっとお受けできない形でしたので、結果的にお断りさせていただいたのですが……

その時のお話で、正直、私、ちょっと厳しいことを言ったんです。

「あなたが頑張ればいいことでしょ?」と……。

概要をお話できないので、頑張れなんて簡単に言っちゃってもいいの?と思う人がいるかもしれませんが、私は頑張らなきゃいけない時は頑張れというべきだと思っていて、この人も頑張るべきときだと思ったので、私は「あなたが頑張ればいい」と言ったんです。

その時はそれで電話は終わったのですが……

翌日、またお電話をいただきました。
そのお電話は「お礼を言いたかった」と。

わざわざお礼を言われるような内容ではないので、そんなお電話は基本、必要ないのですが、その中で言っていただいた言葉がとても印象的だったんです。

 

今まで、色んなカウンセラーさんと話しましたけど、どのカウンセラーさんも優しい言葉を掛けてくれるだけで、ただ「つらかったんですねー」「大変でしたねー」って言うだけで、全く解決にならなかったんです。
でも工藤さんはピシッと言ってくださって……。
それで私、目が醒めたんです。
まだ私にもできることがある。私がちゃんとやらなきゃいけないんだっていうことに気づくことができました。

って仰ってくださいました。

とっても嬉しかったなー。

久しぶりに自分の写真でご挨拶~^^

私は『癒し系ではなくどやし系』だと公言しているカウンセラーです。
って、こうやって書くとすぐに誤解されちゃうから、最近は避けていたんだけどね^^;

でも、まぁ、優しいだけのカウンセラーでないのは自他ともに認めるところではないかと思います。

ここ一番、頑張ってもらわないと困るクライアントさんたちに関しては、時には厳しい喝を入れることもあります。

だって真剣勝負だもん。

私だって真剣に向き合います。
それはカウンセリングの時だけではなく、お問い合わせの時からそうですよ。

確かに、生温い優し~い言葉を掛ける人の方がお客さんは取れるかもしれない。
でも私はそんなことのためにカウンセラーになったわけではないんです。

相談されてくる方は、人生をどうにかしたい方でしょ?
そんな人たちを相手に、ただ上辺だけの優しい言葉をかけるだけで、それでプロと言えるの?

と思うのですよ。

プロだからこそ、優しくするときは優しく、でも厳しくいなければいけないときは厳しいことを言って、きちんとアドバイスできなければいけないと思うのです。

アドバイスをするってそんなに簡単なことではありません。

ろくすっぽクライアントの話を聞かずにアドバイスだけしたがるカウンセラーもいますが、アドバイスの仕方もきちんと学んでおかないとエラいことになります。

そうではなくて、じっくりと傾聴した上で、きちんとした方向のアドバイスをする。

これって簡単なようでとても難しい技術です。

だからみんな、ちゃんとしたカウンセリングができなくて
「つらかったですねー」
「大変でしたねー」
「そんなに頑張らなくていいんですよー」
って言っちゃうんです。

フワフワ~っと生温い言葉を掛けてあげて、それでその人の問題が解決できるのならそれでいいですけれどね。

人の問題ってそんなに簡単なことじゃありません。

だからこそ、こちらも本気で向き合って心と言葉を交わさなきゃいけないって、私は本当にそう思っています。

 

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